なるか、ヨシ信仰撲滅

このブログで数回紹介した手賀沼大堀川河口に広がったヨシ原について、OBがざっと調べてくれたところ、1979年頃から急速に拡大したようです。急速に拡大した当時に問題にならなかったのか千葉県の環境担当の方にお尋ねしたところ、当時を知る職員の方のお話として、当時の手賀沼についてはヘドロや悪臭の問題への関心が大きく、その辺りの議論が大半を占めていたとのことでした。
まだ伝聞段階ですが、非常に興味深いと思いました。
まず、水質浄化効果があると今でも信じられていて手賀沼などで植栽されているヨシが、見渡す限り広がっても水質浄化どころか、ヘドロや悪臭がひどかったこと。もしかしたらヨシが広がって大堀川からの通水が悪くなったためにヘドロや悪臭が激化したかもしれないこと。枯れたヨシが腐った効果もあったかもしれません。
最近ではさすがにアサザに水質浄化効果があると新たに植栽されているという話は聞きませんが、ヨシ信仰はまだまだ根強く、ヨシなど植えるととんでもないことになると納得しているのは宍道湖周辺だけかもしれません。手賀沼のヨシ原がヨシ信仰撲滅の一助になるか、ますます興味がわいてきました。