20年後はロシアがアメリカを圧倒する?

下記は2040年における水ストレスについて解説した記事です。注目してほしいのは世界の現在の主な穀倉地帯が軒並み、高い水ストレスに陥ることです。特にアメリカの穀倉地帯は、現在も雨ではなく地下水に頼っていますから、底をついたときには食料輸入国に転落するかもしれません。

そんな中、黄色が広がっているのがロシアとカナダです。カナダはかねてより水資源が豊富とされていますが、私はロシアはカナダにまさるとも劣らない水資源国だと思っています。何と言っても、世界の淡水湖沼の水量の25%もがバイカル湖にあるのですから。
そしてロシアでは温暖化によって、これまで農業ができない地域ができるようになりそうです。悪影響は皆無ではないにしても、既に火災が頻発しているカリフォルニアやオーストラリアと比べて、温暖化による被害は少ないと思われます。
ロシアの場合はさらに、様々な天然資源が自国内にあります。
こういったことを考慮すると、2040年(今からたった20年後!)には、世界最強の国はアメリカではなくロシアになっている可能性はゼロではないと思われます。
今のロシア人は、北方領土を除けば、おおむね日本に好意を持っていると思います。今後ロシアとどうつきあっていくのか、関係省庁がどう申し送りしているのか知りたいところです(政治家には全く期待していません)。