学外者は東大キャンパスに入れません

さきほどメールで連絡があり、東大では学外者の入構を本日から禁止にするそうです。観光で本郷キャンパスに入る事はできません。感染者数773人の東京(本日10時時点)にある東大、ようやく具体的な対策を始めたな、という感じです。

現時点で感染者数54名の茨城県にあるつくば市では、さきほど市の広報車が「屋外での活動を自粛してください。」と案内していました。近くのモルゲン(学園都市でけっこう有名なパン屋さん)に予約していたパンを引き取りに行ったら、入店規制をしていて長蛇の列。引き取るのに20分かかりました。

茨城県よりはるかに感染者数が多い千葉県にある柏の葉キャンパス周辺のコンビニやマックは、一昨日時点で、いつもと同じように営業していました。千葉県、大丈夫かと思いました。

茨城県では、都内との往来が多いTX沿線のつくば市や守谷市での感染拡大を危惧して対策を進めています。つくば市の人口密度や人口当たり病院数でもこの警戒なのですから、他の人口密集地域ではニューヨークをはるかに超える医療崩壊になっても不思議はない気がします。

誰かがこう言ったからではなく、自分達が住んでいる地域の実情に応じて、自主的に対策するのが大切だと思います(厳しい方向に、という意味ではなく。たとえばスタジオで手が離れている程度離れていればマスクなしで放送できるのですから、人混みのないトレランは、不要不急だけど大丈夫と、自己責任で判断しています)。

 (追伸)

OBのK君、先週1本投稿を済ませて、昨夜もう1本の原稿を送ってきました。前回より格段に上達していて、ほとんど修正なしで返しました。執筆に集中するしかないこの状況が、筆が必ずしも早く無い彼にはよい効果を及ぼしているようです。お互い、あともう1本、今月末までに投稿しようねと、競争始めました。

修士1年のH君についてはかなり早い段階で、「これは大学封鎖になるかも。」と思い、「今すぐ、どこでもいいから、近くの川の水取ってきて測りなさい。」と指示。彼が開発した方法で目的の物質を環境水から検出できることがわかったので、他県の研究所に採水してもらって、届いた翌日に分析させました。狙った通りの結果になり、この半年の室内分析の結果で国際誌2本は書ける状況になりました。初めての国際誌論文執筆なので、書き上げるのはコロナウイルス終息までかかるかもしれませんが、執筆指導はオンライン講義はおろかメールのやりとりで十分なので、指導教員としてはホッとしています。

私が最も論文執筆が進んだのは、妊娠期間中から子供達が1歳になるまででした。フィールドに行きたくても行けなかったからです。私もこの状況で久々に、執筆に専念する気になるのかもしれません。。。