初夏の南風

昨日、今日と自宅では南~南南西の強風が吹いています。
つくばでは「筑波おろし」と呼ばれる北風が冬に吹くので、北側は屋敷森のように月桂樹を大きくして窓をガードし、鉢物は南側に置いています。なので南風が吹くと倒れる鉢続出で、昨日は慌てて大きめの木のそばに移動したりしてました。
台風の時には短時間で複数の方角の強風が襲うので前日から玄関内に避難させますが、この時期にこんな強風が吹いたことは、今の家に住んで20年間、無かった様に思います。
自宅は水害や地震を考慮して、川からの位置や高さ、地盤情報を踏まえて設計しました。その後、つくばでは竜巻が数回発生し、自宅のフェンスも竜巻被害で倒れましたが、「これはどうしようもないよね。」と思っていました。今回のような気圧配置は過去にもあったはずなので、同じ気圧配置でも温暖化の影響で風の強さが違ってきているのだとすれば、竜巻より確実にやってくる脅威になります。
コロナは2年もすればワクチンなり治療薬なりで対処可能になっているでしょうけど、地球温暖化は進行中です。これまでにない状況が今後も起こり続けるのでしょう。起こってからではなく、何が起こり得るのか科学的知見に基づいて予測し対策を立てることが大切なのですけど、日本の行政や立法府は、甚大が被害が出るまでは何もしないのだろうと思われます。この点は自民党だけでなく、野党も責任があります。まだ起こってない被害に対して予算をつけると、すぐに無駄遣いだと攻撃しますから(スーパー堤防とか)。