PCR検査が増えない理由

今日の「羽鳥慎一モーニングショー」の「そもそも総研」では、日本はなぜPCR検査数が諸外国より低いのかを推測していました。番組内容が下記に要約されていました。

価格.com - 「羽鳥慎一モーニングショー」2020年7月23日(木)放送内容 | テレビ紹介情報

(上記からの抜粋)
ニューヨーク州では1日あたり7万件の検査が可能となっており、居住者は誰でも無料で回数制限なく受けることができるという。日本のPCR検査は発熱患者、濃厚接触者、無症状で感染リスクが高い人に限定しており、感染リスクの低い無症状者にはPCR検査は行われていない。

偽陽性とは感染していないのに誤って陽性の検査結果が出ることで大規模な検査を行って、感染者を見つけ出そうとした時には一定数の偽陽性者も出てくることになるという。専門家によると人権侵害を起こすことに極めて慎重になっているという。また過去にはハンセン病など隔離をして感染症を予防しようとした政策が世間から追及された経験があり、医系技官や専門家は隔離による人権侵害にセンシティブに反応しているという。

スタジオではPCR検査について解説された。厚生労働省はPCR検査について「偽陽性が発生するから検査の数を増やしていないという考えはない。実態として偽陽性はあり得るが話だが、たとえば日本国民全員にPCR検査をすると一定の割合で偽陽性が出るだろう。その場合に陽性となることで入院したり医療資源をひっ迫させてしまうことは考慮しないといけない。」と回答しているという。
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人権侵害危惧説を厚労省は否定していますが、訴訟社会と言われるアメリカで大規模に検査を行っているのですから、偽陽性による人権侵害について対策方法はあるはずです。
問題はその後の厚労省の回答で、「陽性となることで入院したり医療資源をひっ迫させてしまうことは考慮しないといけない。」は、「やる気が無いからやらないだけです。」と言ってるようなものだと思います。
本人が元気で自覚もないのに陽性が出てしまったという方(=偽陽性の可能性がある方)には、再度検査を行うことにすれば問題は回避できます。
実際、ニューヨークでは住民は無料で何度でも検査を受けられるのですから、むしろそれくらい検査能力を上げることが必要ではないかと思います。
下記は専門家が指摘する、PCR検査が増えない原因です。お二人とも、検査数は増やすべきと考えており、増えない原因は、国が十分な財源を手当てしていないからだとうかがわせる内容です。アベノマスクやらGo to トラベルやらで私達の税金をムダにばらまく現政権。きちんと検査して、感染者が治癒するまで隔離する施設を充実させていたら、健常者は旅行もできたし、外食も楽しめたはずなのですけど。

新型コロナ:PCR検査、なぜ増えない? 学会委員長が語る3つの理由 :日本経済新聞

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