ヒガンバナ大混乱

9月12日記事で、背丈が短いヒガンバナは例年より遅く咲くと現れやすくなるのかもしれないと書きました。本当にそうなのか、9月14日に、実がなるタイプのヒガンバナだけが咲く赤塚公園に行ったところ、15cmくらいで咲いているのを1本見つけました。まだ芽が出たばかりのもあったので19日に再度観察に行ったら、同じく15cmくらいのを新たに2本見つけました。やはり遅くまで咲くと、丈が短いのが現れやすいようです。

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ところが、もうお彼岸なのに、やっと芽を出したばかりの個体もありました。赤塚公園のヒガンバナは、これまではお彼岸より前に咲き終わっていました。お彼岸に咲く3倍体は種では増えず、球根がこんなところまで歩いてくるとは思えないので、これは実がなるタイプだと思います。もしそうなら、今年は観察してから最も遅くまで咲いていることになります。このヒガンバナに実がつくかどうか、確かめる必要がでてきました。

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かたや日本に昔からいる、実がならない3倍体のヒガンバナだけが咲く洞峰公園では、例年通りお彼岸になって芽を出してきました。

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同じ時期に違うタイプが咲いてしまう初めてのケースで、混雑する可能性があります。来年以降は、これまでと全く違ったヒガンバナが現れるかもしれず、心配です。