コロナ禍の学会

私は水環境関係で、国内3つの学会に所属しています。
そのうちひとつは9月にオンラインで学会発表が行われました。マイクロプラスチックのセッションには、少なくとも80人以上が参加していました。オンラインだと、何人くるか予測して部屋を確保する手間が省けて便利と思いました。3月にもオンラインでの学会発表をが予定されています。
もうひとつの学会は大会開催を1年延期とし、総会はメール審議で行われました。また延期により研究発表機会を失うことに対する救済措置として、オンラインによる研究発表会を11 月下旬から12 月中旬に行うことになりました。
残りひとつの学会は、9月開催予定の大会の延期が4月にアナウンスされて以降、総会をどうするのか、来年度は今年延期された大会開催地なのかオンラインも予定するかなど、一切アナウンスなく現在に至っています。この学会の学生会員は大会発表前に入会する例が大部分だったので今年は会員数が減っていると思われますが、総会がメールでさえ行われてないので、現状は分かりません。
コロナ禍では水環境の研究もいろいろ制限がかけられています。こんな時だからこそ若手の研究を支援することが、学会に求められることでしょう。その観点からオンラインであっても発表の機会を継続することはとても重要で、最後に紹介した学会は若手の失望を買っているのではと危惧しています。むしろこの機会にこの学会独自の企画をバンバン打ってくれることを期待していたのですが、残念です。