夏物の不作

昨年の夏もそうだったのですが、今年も梅雨明け後は暑すぎたようで、パッションフルーツが咲きませんでした。最近になって毎日のように花が咲いています。

f:id:Limnology:20201007130740j:plain

ゴーヤは今年初めて、ほとんど実がなりませんでした。それでも10個以上はなったのですが、これまでの夏は、毎日ひとつは食べれるくらいなってました。産総研の琉球野菜を育てる同好会でもあまりならなかったとのことですし、公園の緑のカーテンでも実がほとんどついていなかったので、つくばの猛暑はゴーヤには酷だったようです。
ゴーヤもまた、最近になってまた実がつき始めました。

f:id:Limnology:20201007130805j:plain

日本の農業は、過去からの経験の蓄積に基づいて農協が指導したり、個々の農家が職人的に栽培法をアレンジしたりしてきたと思います。しかしこれからの日本は、過去200年で経験したことのない気候変化に見舞われると思われます。
個々の経験、農業分野だけで決める対策では、限界に突き当たるでしょう。農業従事者の多くが高齢層が占めると、それだけでも過去の成功体験にとらわれがちです。コロナ禍で職に就けない若者が増えている状況を逆手に捉え、若者のパワーをいかした未来を見据える農業対策を打ち出してほしいものです(国(政治家とそれに忖度しなければならない官僚)には全く期待していません。先を見る知事がいるかだと思います)。