夢の老後

娘がパリに出発しました。成田空港第一ターミナル北ウイングにいた乗客は、私達が着いた頃には娘しかいませんでした。フライトも娘が乗る1便以外は全てキャンセル。信じがたい現実でした。
娘もいることだし、5年後に定年になったらパリに住もうかなとパリにも家を持ってるポルトガル在住の友人にメールしたら、
「私も66歳で定年だから、真澄がパリに来るなら私もパリの家にいて、しばらく一緒にいましょうよ。サラリー不要なら、定年後にパリの施設で研究する道はいくつかあるわ。お互いの定年が近くなったら、真剣に考えましょう。」
との返事。
ヨーロッパは定年がないと思っていたので驚きましたが、ネットで調べたところ、ポルトガルは男女とも65歳か66歳が定年のようです。
パリで彼女と研究できるなら、日本でうだうだしてるより楽しそうです。何より、日本では滅多に食べれないヤギの生乳のチーズが、普通のスーパーで買えるのが嬉しい。
友人は普段はポルトガルの自宅にいて、クリスマス休暇をパリの自宅で過ごしています。留守の間の掃除などは、家政婦さんにお願いしています。寒いのが苦手な私の場合、春・秋はパリ、夏はミンダナオの友人とジュゴンや海亀などの調査と保護活動、冬はつくばという過ごし方ができれば最高です。つくばの家の留守を家政婦さんにお任せできる資金があれば、楽しい老後になりそうです。