コリンキー

トウガンの種を分けてくださった方から、今度は「コリンキー、どうですか?」と実を分けていただきました。カボチャなんですが、受粉してから10日くらいで早採りできて、サラダや酢の物になるそうです。普通のカボチャ料理にも使えて、トウガンくらい栽培は楽なんだとか。

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仕事ではない、地元でのこんなつながりがつくばにはあるので(子供が小さかった頃のPTAつながりとか、犬友とか、極秘の裏活動とか)、定年後をどこで暮らすか考えてしまいます。現ポルトガルの大学教授で生まれ育ったのはパリという友人とは、お互いパリに住んでラグーン研究するのも楽しいよね、という話が進みつつあります。EUでは、給料不要なら施設を使わせてくれるところは皆無ではないとのこと。彼女は園芸好きでもあります。
かたや日本では定年後に研究を続けるのはかなり大変そうで、特に施設を使って分析するのは相当ハードルが高いようです。私が知る限り、日本で水環境関係で定年後も研究を続けている方は、既存のデータや統計を使っておられるか、元弟子に分析させています。
なので、気の合う友人と世界のラグーンを対象に自由に研究するというのはとても魅力的です。趣味については、アメリカで教会のコーラスに行ってたみたいに、パリでも合唱は続けられそうです。しかしパリで庭付き戸建てというのはまず無理で、家庭菜園は諦めになりそうです(彼女の家も戸建てではなくフラットです)。フランスで犬を飼ったとして、犬友ができるほどフランス語を話せるようになるかも、自信ないです(交通事故に遭う前はアテネフランセに通っていたので、多少話せたのですけど)。
そんな風に現状維持に思考が傾くのは老けた証拠だと思う一方、年月が築くものもあるというのは年齢を重ねたから分かることではないかと思ったり。。。
定年まであと4年半、いろいろ考えることになりそうですが、定年後に海外に行くことも自然に選択肢に入っているのは、高校2年でアメリカにホームステイで留学したからだと思います。今の高校生は(コロナ以前も)センター試験があるので海外留学を敬遠すると言われてましたが、それがどれほど若者世代の視野を狭めたのかとため息です(センター試験も、各大学の二次試験なる筆記試験もナンセンスだと思っています)。