外れてほしい予想

昨日は東京都で新たに570人の新型コロナウイルスの感染が確認され、1日として過去最多となりました。一方で、大阪・札幌がGo to トラベル一時停止となるなか、東京は継続です。
本格的な冬を迎え、感染者数は増えこそすれ、減る理由はなさそうです。Googleの「COVID-19 感染予測 (日本版)」は、12月17日時点で感染者数は4万人を超えると予測していました。

f:id:Limnology:20201127234952j:plain

私は、2月中旬から、感染拡大が地方都市で一気に広がるのではないかと心配しています。大学入試が始まるからです。
東京、大阪、名古屋などの大都市と地方都市とは、コロナに対する感覚が全然違うようです。四国の某大学に単身赴任している知人は、4月以降、つくばの自宅に全く帰れていないそうです。万が一感染したときの影響が非常に大きいからです。島根県職員も、首都圏から来た人と会ったら、1週間自宅待機になるそうです。Go to トラベルが始まっても、地方都市の、特に高齢者がいるご家庭では、東京、大阪、札幌などに旅行する方はほとんどいなかったと思われます。
しかし受験となると、行かざるを得ません。まずいことに、コロナが急増している大都市はまた、大学も多いのです。そして、OAや推薦はオンラインにしたところもありますが、一般入試は従来通りの大学がほとんどのようです(東大もそうです。ガッカリしました)。
2月初めから私立大学の入試が始まります。感染から発症までの潜伏期間は1日から12.5日(多くは5日から6日)といわ れていますので、この頃から地方での感染者が増えるのではないかと思ったわけです。
私立大に続き、国立大の入試が始まります。大都市で受験して帰宅、本命の国立大入試に備えてラストスパートの我が子に、「家族にうつすといけないから食事は別、入浴は最後!」なんて言える親は少ないと思われます。お子様は若いので無症状の可能性が高いですし。
大都市での医療崩壊が危惧されていますが、2月中旬以降、日本各地の地方都市で患者数が急増したら、大都市以上に凄惨なことになります。
そうならない為には、感染者が多い地方で受験した方が自宅に戻る前に、保健所などで感染の有無を確認できるようにすることだと思います。本来はもっとずっと以前に、全国民が手軽に感染の有無を確認できる体制にするべきで、あべのマスクとかGo to などに使う資金をこれにつぎこんでいたらと思うのですが、国はそうしませんでした。
各自治体の裁量で自衛するしかないように思います。