2020年度から5年間で、北米五大湖での底生緑藻異常繁茂の原因を調べるプロジェクトを進める予定でした。
初年度の今年度は、コロナのおかげで夏に渡米は不可能でした。2021年度の夏は、アメリカのパートナーは、自分の大学から五大湖までの国内移動はできるんじゃないかと思います。
問題は、私達日本側がアメリカに行けるかどうかです。欧米は日本より桁外れにワクチン接種が進んでいますから(3月16日記事にデータ載せました)、そのうちに入国条件として、ワクチン接種済みを要求する可能性は極めて高いと思われます。
では日本でワクチンはいつ接種できるようになるのか。
下記記事によると、60歳の私だと、8月までにワクチン接種が間に合いそうですが、30歳代の共同研究者2名はほぼアウトとみて間違いありません。
私のプロジェクトは5年あるので、
1)私だけ行って共同研究者用のサンプルも抱えて帰国
2)残り3年あるので、今年度も現地調査は見送り。残り3年にかける!
の選択肢から選べますが、3年のプロジェクトで科研費の国際共同研究が2020年度から始まった研究者は頭を抱えていることと思います。今年度は使えなかった予算の次年度繰越が容認されていますが、来年度についても、特に国際共同研究については、繰り越し・延期を容認してほしいものです。