16歳以上のワクチン接種は夏以降

私が住んでいるつくば市では、65歳以上の高齢者に対する新型コロナウイルスワクチン接種が5月24日から始まります。父親は4月28日に2回目の接種を終えていたので、もう少し早く始まるかと思っていたのですが、むしろ遅めペースで進んでいるようです(父親が入所している施設は総合病院に隣接しているので、テストケースとして接種したのかもしれません)。
このペースでは一般への接種は夏以降ではないかと思ったら、やはりそう予測されているようです。高齢者以外の16歳以上の日本人がワクチンを接種していない状況でオリンピックというのは、何とも。。。です。

問題は、今年度も五大湖での調査ができないことが、ほぼ確実になってしまったことです。夏季の五大湖で底生緑藻が異常繁茂する原因を調べる研究なので、夏にアメリカに行けなければ意味がありません。これで2年連続研究できないことになり、3年後の最終年度までに予定していた成果が得られない可能性が極めて高くなりました。
科研費の国際共同研究強化(B)という研究種目で、ホームページでコロナ対応を見ると、昨年度が最終年度だった研究は、申請すれば延長できたようです。
しかし私の場合は3年後が最終年度なので、3年後に「3年前にコロナのおかげで2年間研究できなかったので、2年延長させてください。」と言って認めてもらえるか、保証の限りではありません。海外共同研究予算をいただいている研究者は、似たり寄ったりの事情を抱えていると思われます。どう打開されているのでしょう?