自家製フルーツでデザート

欧米の友人宅でのホームパーティーでは、デザート用に洗っただけのフルーツが盛られていて、好みの果物を皮つきで頂くことがよくあります。そんな夕食っていいなと思っていたこともあって、庭には果樹をたくさん植えて、無農薬で育てています。

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上の写真は昨夜のデザートで、すべて自家製です。ブドウは秋が旬だからまだ大丈夫と思っていたら、一部が傷んでいてようやく完熟に気づきました。鳥がつついていなかったのも、完熟を見過ごした一因です。
写っている桃、プルーン、パッションフルーツ、ブドウのなかで一番手間がかかるのが、鉢植えにしているパッションフルーツです。夏は1日2回の水やり、冬になったら室内に取り込む手間がかかるだけでなく、ミツバチ任せでは受粉せず、異なる株の花で人工授粉しています。
地植えにしている残りの果物は、逆に全く手間いらず。多少雑草があっても野菜と違って負けることはありませんし、害虫がわいても放置していれば鳥や他の天敵が食べてくれます。晴天が続いても水やりしないで大丈夫なので、安心して海外出張にも行けます。
お勧めは「サンゴールド」という黄桃で、家庭菜園用に接ぎ木されたYD苗を導入しました。高さ1.5m、枝は1m四方くらいなのに、今年は植え付け後わずか3年で10個なりました。柑橘類は地植えすると数年以上しないとならないものが多く、またサクランボやプラムも大きくしないと実をつけない中で、例外的に速くてコンパクトです。花もとても綺麗です。家庭で完熟させた黄桃は、表現のしようがないくらいおいしいです。