自宅近くの洞峰公園の池では、水面の4分の1ほどがヨシに覆われています。その東端は完全に陸地化して、公園と地続きになってしまっています。
さすがにこれはまずいと、先日、ヨシの一部を刈り取っていました。ようやく現れた水面に、水鳥が嬉しそうに泳いできました。
同じ抽水植物でも、ガマは間隔をあけて生えるので魚も入って来ますし、枯死体による埋め立て作用もヨシほど大きくありません。
これに対してヨシは密集し、かつ毎年この密度の草が枯れて堆積しますから、あっという間に埋立地を作ってしまいます。
かつてはヨシは焼いていたので埋立地にならなかったのですが、ヨシ焼きもせず、刈り取りもしない現在では、ヨシが侵入したらすぐに駆除しないと10年もすると手がつけられない状態になります。絶対に植えてはなりません。水質浄化にも魚の生育場所にもならないのが、ヨシ群落です。