90歳を超える父親は、認知症はそれほど進んでいませんが、歩行機能はレビ小体症のおかげでかなり低下しました。歩行機能が衰えた親を連れていく病院は、下記を備えていないといろいろ大変な思いをします。
・車寄せがあり、遠く離れた駐車場に停めて戻ってくる間に守衛が親を見ていてくれる。
・車椅子が入り口などに常備されている。
・待合室に車椅子と並んで座れるスペースがある。
・トイレに身障者用がある(男性・女性用だけだと、たとえば父親のトイレに中までついていけない)。
・救急対応ができる。
個人病院でこれら全てを備えているところは少ないので、自分が病気になったときにいくつか総合病院にかかって、親に介護が必要になったときに備えて情報収集しておくとよいと思います。ひとつの病院でいろいろな診療科で診てもらえると、情報も集約されます。
父は心臓に持病があり、血液を固まりにくくする薬を飲んでいます。そのためちょっとしたケガでも出血がとまらず、救急車を呼ぶことになります。それもあって以前から心臓を診てもらっていた大学病院で他の診療科も通い、救急搬送もその病院でお願いしていました。ところが医師の移動が多い某診療科で、コロナで老健にいた間に主治医が変わり、初診扱いで予約が2ヶ月待ちになってしまいました。
今は大学病院でない総合病院で診てもらうようにしています。