母親の食事の質が高いほど子供の血中水銀濃度が高い

「母親の食事の質が高いほど子供の血中水銀濃度が高い」との困惑する研究結果が公開されました。

【プレスリリース】妊娠前からの母親の食事の質が母体血中重金属濃度と児の低出生体重に及ぼす影響:子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査) | 日本の研究.com

「今後の展開」にも書かれてるとおり、母親の食事の質が高いほど子供の血中水銀濃度が高くなる傾向があるのは、魚介類の摂取量が多いと食事の質が高いと評価されることと、水銀の主要な摂取源が魚介類であることが原因です。
下図はウィキペディアの「水銀中毒」に掲載されています。

魚の水銀濃度は食物連鎖の上位ほど高くなります。
また水銀の発生源として「石炭の火力発電所」と描かれています。
日本や日本周辺の海には、中国の石炭火力発電所起源の水銀が降ってきます。中国の経済成長とともにその量が増えていますので、食物連鎖の下位の近海魚でも、過去より水銀濃度が高くなっている可能性があります。
困ったことです。。。