アポ無し来訪

釣り振興会が公開した「魚はなぜ減った?~見えない真犯人を追う」は多くの方がご覧になり、問い合わせメールやお手紙も届くようになりました。

「魚はなぜ減った?~見えない真犯人を追う」 - YouTube

ネオニコチノイド系殺虫剤が水環境に与える影響について理解が広まるのはありがたいのですが、本日「これはないでしょ。」なことがありました。

14日に秘書から「○○会社のX様が15・16日に東京に行くからと訪問を希望しており、メールで連絡するとのこと。」と連絡がありました。15日は大学に行くので内容をうかがった上で時間調整をと思っていましたが、メールは来ませんでした。

本日、同僚から「訪問者が2時間ほど待っていたようだ。」とメールがありました。非出勤日だった秘書が確認に行ったところ、部屋のドアポストから名刺と手紙が投函されていたと添付ファイルで送ってくれました。お手紙によれば、動画を見て来訪を希望されたようです。迷惑メールフォルダーを確認しましたがその方からのメールはなかったので、間違ったアドレスに出した可能性大です。

直前の面会依頼、かつ回答が無いのに来てしまう場合もあるのですね。私には想定外なのですが、今時こういうことってままあるのでしょうか?

内容を事前に連絡いただけないと対応が不正確になる恐れがあるので、私はどなたにもアポなし面会はしていません。まずはメールで内容をうかがった上でお断りする場合もあります。いきなりのお電話では「それは私の専門外なので他に問い合わせて下さい。」と言って切ります。ここ1年だけで3回以上、こういったお断りをしたと思います。それが科学者として誠実な対応と考えています。

(追伸)

メールで「ぶっつけ本番」対談への登壇依頼が来てました。以前にも書きましたが、私は37歳で交通事故に遭って脳脊髄液減少症を発症し、高次脳機能障害が起こりました。今も一部の言葉や記憶が抜け落ちています。なので講演は想定問答も含めて、かなりの時間をかけて準備をします。「ぶっつけ本番」では責任ある対応ができないので、お断りしました。

英語は高校で留学してネイティブ並に話せたのですが、事故から半年後には道を聞かれて「Turn left.」さえ出てこなくなりました。10年かけて何度か手術して多少リカバリーしたのですが、昨日の実習では留学生もいるので日本語と英語を交互に話していて、「情報が共有されていなかった。」の「共有」に当たる「share」という基本的な単語が出て来ませんでした。BGMは音楽を封印してPodcastやTuneIn Radioの英語を流しているのですが、まだまだです。。