塞翁が馬

今日の午後は13時半から17時まで、新領域創成科学研究科の年に2回だけの教授会(といっても教員全員が参加)でした。
今の研究科長先生には私が東大に異動したその年に、前任者から引き継いだ博士課程学生の野外調査に同行していただきました。理学部地質学教室を卒業されていて、地理学教室卒の私にはとても親しみやすいセンスの先生です。研究への情熱も相当です。
とても優秀な方なので、ある年に環境系系長に選ばれ、その後は副研究科長、そして現在に至るです。ご専門が地下水なので、系長の任期が終わりそうな頃に「面白いネタがあるので、お役御免になったらご紹介しますね。」と話していました。今やっている「地層を通せば少なくともネオニコは減る」です。堤防浸透の構造など、是非、先生と取り組みたいと思っていました。
本日の3時間半に及ぶ会議資料に事前に目を通すだけでも時間がとられそうですが、その資料作成に至るまでの会議にも多く出席されていること、また教授会後も一部先生方と同じZoomを使って会議が続くとのことで、研究に没頭できる時間がほとんどとれていないのではと、改めて思いました。
このブログにも記録したパワハラ・アカハラのおかげで、私は大学の「○○長」といった役職は一切しないで済んでいます。そのおかげで研究にかなりの時間を使えるのは、考えようによってはラッキーなのでしょう。