4mもの隆起!

能登半島地震では最大4m程度隆起したところもあり、海だった場所が、地震発生後に陸地になっているところもあるそうです。

下記にリンクした論文の「図5」に、大正関東大震災時の房総半島での隆起量が示されています。最大2mです。能登半島地震で4m隆起した海岸があるとしたら、関東大震災の倍にもなります。専門家が「これだけ大きい隆起があることは非常に珍しいと思います。」と指摘していますが、本当にそうだと思います。

房総半島南東岸における旧汀線の指標としてのヤッコカンザシ

ところでこの論文の著者に私が含まれているのに気づきましたか?
実は私の名前が入った最初の原著論文が、このヤッコカンザシです。筆頭著者の茅根氏も私もまだ学生で、年代を測って下さった松本英氏は地質調査所の研究者でした。茅根氏は学位取得後に地質調査所に就職して松本氏の実験室を引き継ぎ、私も学位取得後に地質調査所に就職。茅根氏が東大に転職してからは、松本氏から譲り受けた実験室を私が使わせていただいてました。。