昨日2月22日、日経平均株価はバブル期の1989年12月29日につけた終値としての史上最高値を更新しました。下記など様々なニュースで報道されていました。
ちょうど1週間前、「日本の去年1年間の名目GDP(=国内総生産)は、ドル換算でドイツに抜かれて世界4位になった。」と報道されていました。
日経平均が最高値になったこともGDPが世界5位以内というのも、多くの日本人の生活実感から、かけ離れているのではないかと思います。
下記リンクで昨年の「世界の1人当たり名目GDP 国別ランキング」を見ることができます。
日本は32位です。これくらいの順位の方が実感に近いのではないでしょうか。
GDP1~4位はアメリカ→中国→ドイツ→日本ですが、これら4国の1人当たり名目GDPを下記サイトでグラフ化してみました。
1人当たり名目GDP(IMF統計) - GLOBAL NOTE
10年前からドイツの方が日本を抜いています。これは円安の影響で説明できないでしょう。またアメリカ・中国ともに1990年からずっと増え続けているのに、日本は1995年あたりから低迷しているように見えます。
現実にはどの国にも貧富の差はありますから、一人当たりで見ることで現実に近くなるわけではありません。こんな見方もあるということで。