農薬使用を半分以下にした日本酒

コウノトリ保護に取り組んでいる鳴門市で、農薬使用を通常の半分以下で育てた米で日本酒を造ったそうです。

日本酒は米と水が味の決め手です。その米を作る水田にまかれたネオニコチノイドが秋田市水道水に混入し、昨年8月にはジノテフランだけで3000 ng/Lにもなっていました。

その秋田市で造られている日本酒は、農薬問題をどう捉えているのでしょう?
秋田市産の日本酒で私でも名前を知っている「高清水」は秋田酒類製造株式会社が蔵元です。

高清水の酒造り | 秋田の地酒 – 高清水 –

井戸水使用、米は無農薬・減農薬とは明記していませんでした。
新潟市水道水は活性炭処理していないのでネオニコ濃度は低いのですが、水田では秋田同様に農薬を散布しています。新潟の日本酒として有名な久保田(朝日酒造)を調べたところ地下水使用、米は無農薬・減農薬とは明記していませんでした。秋田市の酒蔵とほぼ同じです。

日本酒はEUにも輸出されていると思います。EUがワインにどのような農薬規制をしているか検索できなかったのですが、飲用水はいかなる農薬も一律100ng/L未満と規制されています。これが酒類にも当てはまるとして、東北コメドコロの米で造られた日本酒の農薬濃度は、クリアしているや否や?