教授って忙しすぎ!

前職の、とある研究所の研究員をやってたときは、大学の先生が「忙しくて研究する時間がとれない」「それに大学はまず教育しなくちゃならないし」と言われるのを「そんな馬鹿な。大学教授が率先して研究しなかったら、学生はその背中を見て育たないじゃん。」とか軽く聞き流してました。
いざ自分がなってみると、確かに、これは超忙しい。。。私のような軟弱者はよほど心して取り組まないと、国際誌書けない、フィールドにも行けない、何やってんだかわからない、になってしまいそうです(と、敢えてここに書くことで自分に叱咤)。なんだか教授やってて研究も一流の先生方がスーパーマンに見えてきました。
私が学生の頃の教授って、もっとおおらかに研究されていたように思います。昔の先生が偉かったのでしょうか。それともここ四半世紀で大学を巡る環境が変わってしまったのでしょうか。
よく言われますけど、「忙」って、「心」が「亡」くなると書くわけです。忙し過ぎると知的好奇心という人間にとって大切な心や、その発展形である研究も、お亡くなりになってしまうんじゃないかと思います。