深窓のシャジクモ?

シベリアのベロエ湖、オーストラリアのマイオール湖とシャジクモワールドの湖沼を先に見てしまってから日本の水草に関心を持った私。海外と日本では全然様子が違っていて、これはいっぱいフィールドで観察して、かつ育てて見たら何かヒントが得られるかもと、自宅で栽培を試みています。以前は職場のインキュベーターで育てていたのですが、実験室だとよほど意識しないと毎日様子を見に行かなくなるので、今年度から自宅の自室において、毎日観察しています。

写真は左が宍塚大池というため池のシードバンクから生えてきたシャジクモ類、右は6月30日の日記でご紹介した琵琶湖のシャジクモ類です。あの青々としていた草が、たった1週間足らずで真っ黒に変色して腐敗臭を放つまでになりました。
同じ種類がもっと水温が高いところでも育っているのですが、琵琶湖北湖で育った同種は、暑いのが苦手なのでしょうか。容器からはみでそうなくらい伸びている、ため池のシャジクモとの違いが印象的です。