ひと口に「学会」と言っても。。。

いろいろあるんですね。
土木学会誌9月号「忙中ペンあり」第9回の文章を読んで、ホントそう思いました。
「学会員が4万人もいるのですから『悪』に走る者や『生臭いこと』をする組織もありますが、処分はとかくウヤムヤにされがちです。」
4万人!いったいどういう方々が会員なんでしょう?と同じ号の「土木学会会員数の構成」を見ると、職場別正会員数ベスト3は

清水建設(株)885名
大成建設(株)826名
国土交通省795名

なるほど、生臭くもなるかもしれませんね。
でも「研究論文の勝手な引用や盗用などにも比較的寛容ですからね」は、ちょっといただけない。大学だって大口会員を抱えていて、その会員数ベスト3は

日本大学148名
京都大学143名
東京大学133名

大学の威信にもかかわるのでは。。。

で、生臭いこともあるその土木学会の平成18年度の事業収入は16億4810万0045円。数百万円の請求増で英文誌発行の危機に直面している某学会もあるというのに。。。

私たちの生活に密接に結びついている水環境に、大きな影響をもたらす公共事業は土木学会会員の方々によって為される部分が多いのですから、数のなれ合いではない、凛とした矜持を持っていてほしいと思いました。