「柏の葉便り」では自然環境学専攻の学生さん達の行事を紹介していますが、今日は特別に教員の行事(?)を。
来年度のシラバス(講義の計画や内容の概略を記したもの)の提出締め切りがだいたいこの時期のようで、年明けあたりから駒場(教養学部)、本郷(理学部地球惑星)、そして当専攻の、私が担当する講義や実習のシラバス発注が次々と降ってきて、この連休でようやく片付けることができました。来年度の講義内容を今からというのはちょっと早い気もしますが、新米教授の私の場合、これから講義内容を準備しないといけないので、これをきっかけに今から始めるのが無難なのかもしれません。
ところで、当専攻は自然環境学といっても、人との関わりを考える点に特色があります。つまり、PT境界での大量絶滅という類の環境変動ではなく、人類が誕生して以降の環境変動を扱います。また、自然環境を客観的な記載からだけでなく、景観という観点からも解析したりします。それで、当専攻の講義や実習には、教職認定科目の理科と社会の両方があります。
「え?いっぺんに理科と社会の教員免許を両方取得できるの?それってお得ジャン?」と思うかもしれませんけど、逆を言えば、当専攻ではそれだけ、総合的な視点から研究に取り組むことが要請されるということです。
因みに私の出身であるかつての東京大学理学部地理学教室でも、中学・高校の理科と社会の教員免許を取れるようになっていました。それで私もしっかり、二つとも持っています^^。