それぞれのその後

自然環境専攻の博士課程に4月から進学する学生さんの入試は先週終わったところですが、昨年秋に私の初めての卒業生として修士を終了したB君が、母国バングラデシュで昨日、日本の某国立大学博士課程のインタビュー入試を受けました。前日にその大学から「明日の○時から15分、インターネットでインタビューを行いたいが、不都合があるなら連絡するように」とのメールが来たということで、「先生、明日が入試です。合格するよう祈ってください」とB君からメールがありました。そして昨日「15分はあっという間でした」との終了報告メール。
その大学は文部科学省の外国人博士課程に向けた奨学金が割り当てられているそうです。当専攻は、アジア開発銀行(The Asian Development Bank )の修士課程に向けた奨学金による学生さんは受け入れているのですが、この奨学金では延長して博士課程に進むことができません。B君はこれで来ていたために、修士卒業後、一旦帰国しなければならなくなったわけです。
もうすぐ、3月終了の修士2年が3名、ここをでていきます。彼らのその後も、こうやってどこかでまた係わって行くことになるのかなあと、研究員と教員の違いを感じているこの頃です。