見つけちゃった!

窒素同位体比-11‰なんて、とんでもない植物。
2年前に発見して、でも脳が動かなくてどうしても論文にならなかったのですが、ようやく書けるようになってきました。
そうこうしているうちに、今度は炭素同位体比-39‰という植物も現れました。それらの共通点から、安定同位体比についてこれまで自分自身になかった観点が形成されつつあります。
安定同位体比の分析法を習ったのは、就職してからです。生元素循環の解明においてきっと重要な手法になると思い、多くの方にサポートしてもらって、測れるようになりました。
自然環境専攻の学生さん、特に女子学生さんに「測ってみない?」とお勧めするのは、女性が研究職でやっていくには特技が少しでも多い方が有利だろうと思うのと、今もこうやって新たな発見があるからなんです。それに、どう解釈するかは時間との競争ではなく経験と閃きも効いてくるから、子育てしててもハンディにならないと思って。
実際、上記窒素同位体比が異常に軽い植物の話、2年も経ってさすがに先を越されてるかなと思ったのですが、まだ誰も報告していませんでした。しめしめ。