どんなときも

研究室関係のいろんなことに少し目処がたち、今日は久しぶりに40分程度、何もせずに(=家事をしながらチラチラではなく)息抜きでテレビを見てました。槙原敬之さんがメインの番組。「どんなときも」「世界にひとつだけの花」など、どうしてあんなに心を打つフレーズを作れるのか興味があったので。
5歳の時に「エリーゼの為に」を弾きたくてピアノを始め、長じてYMOの音楽に驚嘆したというあたり、10歳近く若い方なのですが、経験した音楽シーンは意外と似てると思いました。
驚いたのは、ジャズシンガーの綾戸智恵さんがいきなり番組に登場したこと。私の娘は屋久島の栗生小学校に留学していますが、この留学制度のきっかけになったのが綾戸智恵さんの息子さんです。ハーフの息子さんは、小学校で深刻ないじめにあったようです。それを見てアルピニスト野口健さんが、屋久島の栗生小学校に転校しろ、あそこならいじめることはないと勧めたんだそうです。とはいえ智恵さんは仕事があるので、栗生のお宅に預かってもらって栗生小学校に通いました。このお話は校長先生から、代々の卒業生の似顔絵集合図の前でうかがいました。確かに、明らかにハーフと分かる息子さんが、友達と一緒に笑っていました。
「世界にひとつだけの花」は、いろんなこと、いろんな出会いが必然で、それで生まれてきたんだみたいなことを、番組で槙原さんが話していました。娘がお世話になっている栗生小学校の「まんてん留学」も、まさにそんな感じです。

もうすぐM2も卒業して、それぞれ別のところで生きていきます。楽しいことばかりではない日々でしょうけど、何があっても、それにはきっと意味があります。そして何ができたとしても、それは自分だけでできたことではないでしょう。人々と共に生きつつ、同時に、起こることの意味づけをするのは自分だと思って、夢を追いかけてほしいと思います。


もしもほかの誰かを知らずに傷つけても
絶対ゆずれない夢が僕にはあるよ 

どんなときも どんなときも
迷い探し続ける日々が答えになること 
僕は知っているから