プロフェッショナル

修士2年のI君、大規模実験まであと数日という今日になって、アメリカザリガニの小さい個体が80尾も必要と判明。徒歩圏内にウヨウヨいる水路があると別の学生から聞きだし、「今すぐ行くっきゃない!」
手網と蓋つきバケツを抱えて二人して出かけたところで、博士1年のH君とバッタリ。事情を説明すると、僕も手伝うと同行してくれました。
その水路に着いたのは18時過ぎ。暗くて、ザリガニがいるんだか、いなんだかと水面を見つめていたら、H君が「いるいる!」と瞬く間に数尾すくってくれました。そうでした、彼はフィリピンの洞窟性カニ類をテーマにしていて、暗いところの甲殻類採取のプロでした。
それを見て僕もやってみる!とI君が手網を使って採集している間に、H君は素手でも数尾採集してくれました。すご〜い。
闇でも多少は見えるというH君に「ここだけで80尾採れると思う?」と尋ねたら「大丈夫。ペットボトルで仕掛けを作っていれておけば、一晩で採れる」と保証してくれたので、I君に仕掛け作りを指南してもらうことにして、夕闇の中、手網とザリガニを抱えて大学に戻りました。守衛のおじさんが、いまどきの学生はザリガニ採って遊ぶらしい、てな表情で見てました。


追伸:
翌日午後、無事90尾確保との報告が入りました^^