長引く風邪はストレスのせいかも

9日火曜日、いつものように午前は本郷での講義、午後は柏で専攻ゼミと陸水ゼミ。専攻ゼミは研究室メンバーだけではなく、咳が止まらなくて迷惑かけそうだったのでパスして、陸水ゼミだけ出席しました。研究室メンバーも、修士の半分以上が病人状態でした。この風邪、蔓延しつつありますね。
元気なのは、久しぶりにクリスマスに帰国する予定のD2のH君と(小学生の娘さんに会うのが楽しみということ)、2日後に提出締め切りが迫っているD4のT君のみでした。
それにしても、1年前は夏に脳脊髄液減少症の手術をしてからトレーニングを始めて、11月末のつくばマラソンのフルを完走する元気があったのに、今年は異様に体調が悪い。心配していた癌のマーカーも別の原因だったので、どうやらもう一つ原因として思い当たっていた、精神的なストレスの影響のようです。
大学に移ってこの方、学生の指導とか大学の雑用(これが一番馬鹿馬鹿しい!)にやたら時間がとられて、国際誌に出せたのは学生さんの筆頭論文3本だけ。自分の筆頭論文を書く時間をこの1年半全くとれなくて、これではいかんと何とか時間を作ろうと策を考えるたびに、大学で新手の局面が展開して挫折。たとえば明らかに新米教員にはできそうにない委員が「順番」という理由で欠席裁判で降ってきたり(こんな「適材適所」を無視した人事、産総研では考えられない!)、D論の指導が予定の100倍以上も大変だったり(自分は指導教員に手間かけさせたつもりがなかったという、もしかしたらとんでもない誤解のもとに予測していただけかもしれませんが)。
ここ半年の間、リバイズするだけの論文2本に、手をつける時間が全くとれませんでした。40の手習いで始めた古武道の稽古もゼンゼン行けてないし(木刀振るだけでもストレス発散になっていたかも)。
ということで、あと2日でD論提出が終わったら、1月末のM論締め切りまでは、自分の研究優先にしてストレス発散させるつもりです。研究というものは、論文か特許にして初めて、社会への責任を果たしたことになると考えていますので、結果がでているのに論文にできないでいるのが、精神的に一番こたえます。