干潟干拓の影響評価に関するご講演

生態学関係のMLに下記の案内がありました。
このご講演、絶対に面白いです!もう少し前から知っていたら、陸水研メンバーはこれの聴講でゼミ代わりにしてたのに。。。

三河湾は日本最大のアサリの産地です。7月9日付記事諫早有明湾に続いて三河湾も埋め立て、国産アサリはどうなる?」でご紹介したように、ここを埋め立ててアサリに影響がでないはずはないと心配されているのに対して、愛知県の影響評価調査では「アサリ幼生への影響はほとんどない」、環境省の調査では「生物の生息密度が25%減少する」。
何でこんなに食い違うのか、正しいと思われるのはどちらか、畑氏が明快に解説されることと思います。
畑氏は実は東京湾の水質浄化についても、非常にユニークな卓見をお持ちです。いつかそのお話も講演していただければと思っています。

■テーマ:「生態系評価と水質評価の融合−三河湾の事例より−」
■話題提供者:いであ株式会社  畑 恭子 氏
■コーディネーター:環境省 中島慶次
■日時:平成20年12月16日(火)18:30〜20:30
■場所:明治大学14号館6階A会議室http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
■参加費:無料
■申込先:sokan-shinsa@env.go.jp
・件名に「アセス学会生態系研究部会第12回定例会参加申込み」と明記して下さい。
・お申し込みについて返信は特にいたしませんのでご了承下さい。
■申込期限:12月15日(月)まで
■開催の趣旨
埋立の環境アセスメントでは従来、水質と生態系の予測・評価を全く異なるものとして行ってきました。今回の定例会では、三河港の埋立ての複数案について、流動モデルのみではなく、水質−底質結合モデル、二枚貝浮遊モデルを同時に計算し予測することで、生態系への影響も統合的に評価している事例を紹介していただきます。
今後の環境アセスメントの評価のあり方を考えるために、参考になる事例だと思います。皆様、奮ってご参加ください。
会員以外の方の参加も歓迎いたします。
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