海草藻場の調査に使っていたROV(水中ロボット)、海草藻場よりはるかに実態がわかっていない、深いところの水草群落の調査に応用できないか、検討することになりました。
数年間使っていなかったので、まずは壊れていないかどうかの確認だけ、このROVの開発時にご協力いただいたメーカーに確認いただきました。さいわい、大きな壊れ方はなく、動作調整で済みそうです。
水草調査は山岳湖沼などもあるので、本当はこれより小さいAUVを使いたいところですが、AUVは防衛産業の需要が高く、自然環境保全関連の予算で購入できる値段にはなっていないようです。
GPSが軍事から民生に応用され、安価で使いやすくなったように、水面下の自然に人々の関心が高まっていけば、そういう方向も少しはでてくるのかもしれません。