自然環境学実習II

21日の午後は、今年で2年目になる「こんぶくろ池」での合同野外実習でした。植生班の測量や樹高調査、2時間半くらいかかりましたね。お疲れ様でした。

植生班の実習が終わるのを待ってる間、今が旬のお花巡りをしていました。緑色のマムシグサがいたるところで咲いていました。その中でたまに写真のような、ムラサキマムシグサが混ざっていました。通常、もう少し褐色に近い色だと思うのですが、このお花は園芸品種のカラーにありそうな、ピンクに近い色でした。

水環境班のうち、元素分析担当の私の昨年の実習では、みんなでザリガニ採りをしました。後日、私が担当する室内実習でCN比を出したのですが、今年は「ザリガニ採り禁止、柵の中に入らないように」との看板が至る所にあったので、採集は許可を得た陸水研M2にお願いして、ついでに泥もとってもらいました。ヒメダカも結構いましたね。
代わりに今年の池での実習としては、その泥の臭いをかいでもらいました。周りの土壌との臭いの差は明らか。それはなぜか。
また室内分析用のサンプルとしては、池の周りにあるコナラの若葉と落ち葉を採集しました。それらと池の中の葉、そして泥になった粒子で、CN比はどう変わると思いますか?泥を食べているザリガニは?また番外で、私のかつてのペットのシジミを測ります。シジミ1個に含まれる窒素は、実は身にまさるとも劣らないくらい、貝殻にあるのです。当日は一目で「なるほど」と納得いただけるマジックも行う予定です。お楽しみに。