アサザ畑の水質、みんなで調べてみよう!

霞ヶ浦湖岸は公共の場なので、アサザを植栽しているところに、たとえ「立ち入り禁止」とあっても、禁止する法的根拠は全くないそうです(少なくとも誰も、禁止にするための届け出を出していないとのこと)。そうだったんだぁ、よしよし。
以前に東京大学の学部の実習でアサザのお花畑の表層水の水質を測ったら、何と、アンモニアが検出されました。表層は酸素が豊富なはずですから、アンモニアではなく硝酸が検出されるはずなのです。でも、アサザにおおわれてあまりに酸欠状態になっていたのでしょう。
その時は酸素計を持っていなかったのですが、きっと湖底では酸素がゼロになっていたことでしょう。つまり、手賀沼のハス帯同様、硫化水素などが発生して、魚は、たとえいても、アサザが植栽される以前よりは減っているはずです。
アサザ植栽によって湖岸環境はどうなってしまうのか、公共の場である湖沼で実験しているのですから、このチャンスに興味のある方は調べてみませんか。だって、ネットには「環境がよくなる」とか「水質浄化」とか「魚が増えた」とか検索されるのに、水質を測った報告は皆無ですから。