9月18日に行われた陸水学会のポスターセッションに、ヒシと水環境をテーマにした発表が2つありました。
ひとつは、印旛沼ではオニビシによる栄養塩吸収効果は無視できない量であることを計算したもの。ただし、オニビシは葉や水中根から栄養塩を吸収しているとの前提が必要です。
もうひとつは、三方湖ではハスの繁茂により、溶存酸素量の低下と光量の減少というマイナスの影響が生じているとするもの。
これらのポスターの前で、ヒシの繁茂がアオコの発生と交代していることについて議論が始まりました。アオコが発生できないような環境になったからヒシが生えてきたのか、ヒシが生えたからアオコが減ったのか。
ヒシの繁茂が広範囲に及んでいる水域として、諏訪湖が有名です。その諏訪湖に10月23日に,少し立ち寄れそうです。ヒシがそれまでに枯れているかもしれないとのことで、枯れていなければどんな状況か見てきたいと思っています。