持続可能な生態系を目指して

日本の陸水域の生態系については、土木工事による環境改変や水位操作など、目に見える影響以上に広範で深刻な影響を与えているのが化学物質ではないかと考えています。3000万種を超える膨大な化学物質が流れ込んでくる陸水域で、個々の物質について個別に影響を調べ、濃度規制するのは明らかに不可能です。その点から、未同定および複合汚染物質の検出法として米国で既に採用されている、事業所排水等の環境に放流される水をそのままバイオアッセイで検査する方法(WET)は、とても合理的だと思います。このWETについて、国立環境研究所の出版物「環境儀」で分かりやすく解説されています。

個別に閲覧したい方は下記
http://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/38/02-03.html

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http://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/38/38.pdf