沿岸生態系の機能と変動メカニズム

自然環境学専攻教員が執筆した本が出版されました。私は3.2節として表記の文章を書きました。内容は、
1.江戸時代における沿岸域の人工改変
2.アマモなど沈水植物を主要一次生産者とする「里うみ」システム
3.沈水植物衰退による沿岸生態系機能の変化
4.植物プランクトンが一次生産者として優占する沿岸生態系の近未来
書いたときはできるだけ平易に、文系の大学生でも分かるように気遣ったつもりだったのですが、4.の部分はいきなり「K戦略」なんて専門用語使っていたり、全然わかりにくいです。
自然は再生できると考えるよりは、今あるものをそれ以上おかしくしないことの方が大切と考えているので、4.では近未来を自然科学の知見を使って推定し、おかしくしないためにはどうすればよいか提案しました。ちょっと力が入りすぎて、わかりにくい文章になったようです。反省。

自然環境学の創る世界 (シリーズ〈環境の世界〉)

自然環境学の創る世界 (シリーズ〈環境の世界〉)