東北地方太平洋沖地震に伴う津波の遡上範囲

日本地理学会災害対応本部津波被災マップ作成チームによる東北地方太平洋沖地震に伴う津波の遡上範囲判読図が下記で公開されています。
http://danso.env.nagoya-u.ac.jp/20110311/map/index.html
地震後に撮影された空中写真(国土地理院が webで公開)を実体視判読し、津波の遡上範囲を縮尺1/25,000の地形図に記したものです。家屋流出等の甚大な被害を受けた範囲もあわせて示しています。
復興計画策定に際して、どの範囲をどのような用途にするかを検討する上で必要な情報だと思います。
1000年に1度の地震というのは、一度起きれば1000年間は絶対に来ないという意味ではありませんし、大規模な津波が起こるときには「ここまでは来る可能性がある」という記憶を風化させない工夫が必要だと思います。