このブログには1日700以上のアクセスがあります。読者層として学生さん(と将来の学生さん)を想定していたのですが、この数は学生さんや私の知り合いの人数をはるかに超えていて、いったいどういう方が読んでくださっているのか見当もつきません。決して上手とは言えない花の写真などアップしていいのかしらと思ったりします。一方で類は友なのか、1年に数名は、花の写真に関連してメールを頂きます。
先日はそんな花好きの方から、ご自身が撮影された100枚以上の写真を収めたDVDが届きました。デジカメ一眼レフで撮られた、その花らしい一瞬の表情が見事にとらえられた写真が、BGM付きのスライドショウで次々と登場します。アルバムソフトにべたべた貼っているだけの私には、デジカメの写真でこんなこともできるのかと、驚いてしまいました。
この方は脳脊髄液減少症で、年齢は80歳近く。現役の頃は茨城から日本橋に毎日通っていたのに、今では都内に診察に行くにも疲労で日帰りはとてもできず、前日に近くのホテルで1泊されるそうです。それでもいつか回復して、学生時代を過ごした京都に旅行されることを楽しみにされています。
花を撮るようになったのは、闘病で気力が萎えると直るものも直らないから、病気でも楽しみながらやれることがないか考えた結果なのだそうです。そして撮影を続けるうちに、いつしか花そのものに元気づけられるようになったとのことでした。
脳脊髄液減少症患に苦しむ方に、私がやってきたことが多少とも参考にならないか。そう思ってアミノ酸サプリによる効果の検討などをしているうちに、患者様からメールをいただくようになりました。この方もそのお一人なのですが、80歳近くになっても決して諦めず、回復を信じて努力を続けられるご様子に、逆に私の方が元気づけられています。