当専攻では、来週21日の修士課程の出願開始日以降、受験生とコンタクトを取ることが禁止されています。ですので、今年度の修士課程受験希望の学生さんの見学は、今日が最終日でした。
学部3年の後半、指導教員で花粉分析がご専門だった阪口豊先生に「お隣の消防署にお願いして花粉を毎日取らされてもらって、気象と花粉の種類との関係を調べてみたい」と卒論のアイディアを話したら、「ああ、いいよ。でも僕は指導しないからね。」と言われました。これに近いことを見学に来られる学生さんに話しているのですが、それでも「水に関する○○がしたい!」と今年も何人か受験されるのでしょう。
ひたすら卒論で忙殺され、よそを考えるどころか、内部進学の受験勉強もほとんど手つかずだった(ゆえに驚異的な点数をとり、私を合格にするため?その年は全員合格になった)4年生の夏の自分を思うと、修士で他大学から入ってくるうちの学生さんって、本当にいろいろ考えているなぁと毎年感心します。
今年もそうで、このまま今の大学で卒論と似たテーマで研究を続けていいのか、似たテーマにしてももっと広い視野から考え直してもいいのではないかと考えて、今の研究室と近いテーマをしている他の研究室をいくつか訪問している、という学生さんもいました。
熟慮した選択にベストな結果が得られますように。