このところ毎日、学生から送られてくるデータのチェックや、文章のチェックをしています。
東大の学生ではありません。所属する東大の専攻は2年間も私に講義をさせず、学生も指導させていないのです。それほど人手が余っているなら、私を人手不足の他専攻に配置換えすればよいのにと思います。
で、指導している学生はフィリピン・ミンダナオ島にいます。そこに広がる海草によるブルーカーボンを、私が過去に出した海草の炭素含有率を使って算出するのが彼女の卒論テーマです。
スイスからは、私が送ったサンプルを修士学生が分析を開始したとのメールが来ました。この学生とも綿密に連絡を取るようになるのでしょう。
今年は南米との共同研究が始まるかもしれず、民間の助成金が取れれば、フィリピンで社会実装試験もできるかもしれません。入試にもお呼びがかからないので、バイカル湖はじめ、夏休みは調査に行きたい放題です。
学生に対するハラスメントが多発してもいっこうに反省もせず逆に隠蔽するような人々にいやいやつきあうよりは、今の状態の方がはるかにベターです。