霞ヶ浦の堆積物調査に行きました。その合間に、西浦の境島と、北浦の爪木という地区で鋤簾を使って二枚貝がいないか調べてみました。どちらも消波堤が造られ、アサザが植栽されたところです。境島では湖にはアサザは全く残らず、埋め立て地のように樹林化した中の池にだけ生えています(何度も植栽を繰り返しています)。爪木の消波堤は境島より規模が小さく、消波作用は境島よりはるかに小さいと思われます。ここではアサザが残っているようです。堆積物の分析結果で詳細が判明しますが、アサザが自生している麻生とここは似た結果になると思われます。
境島は消波堤が造られる以前の2001年8月に参加した霞ヶ浦沿岸帯勉強会で立ち寄り、随分二枚貝が多いところだと驚いた場所でした。ドブガイだったか、かなり大きい貝やイシガイを膝下くらいの水深で見つけました。今日は貝殻さえかかりませんでした。
爪木は生きている貝は見つかりませんでしたが、貝殻は結構かかりました。もし全滅したのだとしても、貝殻さえ残っていない境島よりはかなり後になってからと考えられます。
堆積物の分析結果がでたら、次は二枚貝がいそうなところどうしで西浦と北浦を比較してみようかと思います。