切れアサザの打ち上げ

昨日は霞ヶ浦根田地区の、アサザが自然に定着した消波堤内側を見に行きました。岸には大量の切れアサザが打ち上げられていました。

こんな新鮮な感じなので、切られて間もないと思います。なので冬鳥の鴨類の仕業ではなさそうです。鳥だとしたらオオバンでしょうか。

切り口はこんな感じ。大きな魚(たぶん鯉)が数尾、ばしゃばしゃ動き回っていたので、彼らの仕業の可能性もあります。

ここにアサザが侵入してあっというまに広がってから数年になりますが、蓄積した枯死体で、しっかりした砂地だった湖底が歩いていて浮島のようにふわふわするようになりました。今年か来年で、ここも境島などのように、アサザも生えない、貝も住めない場所になるのかもしれません。アサザを特定の区画でずっと育てていたいならば、波や流れを止めてはならないこと(したがってアサザ霞ヶ浦の波打ち際に安定して繁茂していなかったこと)が、ここでも証明できそうです。
至る所で湖水浴ができた、タナゴ類が産卵する二枚貝が豊富な素晴らしい砂浜が広がっていた霞ヶ浦を取り戻すためにも、みなさまとともに不自然で非合理なアサザ植栽活動をこれからも批判していこうと、改めて思いました。