ガシャモク復活

北九州市にある「お糸池」は、日本で唯一ここだけに自生しているガシャモクで、その方面には知られている池です。シャジクモもあると聞いて2008年に現地調査したときの写真が下記です。とても濁っていて、シャジクモもガシャモクも見つかりませんでした。

そして下記は、知人から送っていただいた、9月10日のお糸池です。3〜4mある湖底まで見えて、インバモ、シャジクモ、ガシャモク等が混在しているそうです。池干しと、大きめのコイを排除したのがよかったのかも、ということでした。短期間にかくも変わるのかと驚きました。

(追伸)
NPO法人アサザ基金は「アサザ(浮葉植物)を植えればやがては沈水植物が復活する」などとホームページで喧伝していますが、この池にはアサザもそれ以外の浮葉植物もいませんね。私はアサザ基金が主張することが支持される事例を、ひとつとして聞いたことがありません。
ある知り合いは、これは捕鯨反対と似たエコポピュリズムだと評していました。
アサザ基金に対する態度で、水域の生態系とはどういうもので、人がそれと持続的に生きるためにどうすればよいのか、どれほど真剣に考えているのか見極めることができるように思います。