今回泊まったのはダバオ、マリタ、マティの3カ所でした。いずれも海岸沿いの街なので、毎日魚介料理を食べていました。同行したM1のK君(フィリピンからの留学生)によると、果物もミンダナオ島はルソン島よりはるかに種類が多く、安いそうです。マンゴやバナナは日本で食べる物とは別物の味で、ほぼ毎食のように食べていました。
このうちマティはいわゆる食堂らしいところが1軒しかなく、選択の余地はありません。味はまずまず。ここのハロハロ(かき氷に果物や寒天、甘い豆類などが混ざったデザート)はジャックフルーツが入っているのが特徴です。
この当たりでは大都会のダバオの、魚介料理が一番おいしいと評判の店です。街のほぼ中心にありました。入り口で串刺しにした魚介類を焼いていて、注文したものを2階の食堂にもって来てもらいます。
食堂は平日の昼間にもかかわらず、人でいっぱいでした。焼き魚以外のメニュー(刺身(キリナオ)や果物など多数)はここで注文。日本に比べるととても安く、マグロのカマがまるまる串焼きになったものが300円程度です。4,5人で一つあれば十分という感じです。
この店もおいしかったのですが、今回の滞在中で一番おいしいと思ったのが、マティのCity Hallの斜め前にある「Seaside Restaurant」です。みかけは他の店と全く変わりませんが、いかにも取れたてという感じの魚介類が、まるで日本人がシェフかと思うような薄味で調理されていました。デザートにはドリアンアイスがお勧めです。ドリアンは初めて食べましたが、食べ出すと止まらない不思議な味でした。
追伸;
夜のニュースで、私たちがミンダナオ島を跡にした16日の夜から17日未明にかけて台風が上陸し、北西部で鉄砲水により1000人近くが犠牲になっていると知りました。私たちがいた南西部は大きな被害はなかったようですが、もし鉄砲水が起こっていたら、特にMalita郊外の部落はひとたまりもないだろうと思いました。部落の位置や建物の造りは、どうみても台風に備えているようには見えなかったので。実際、ミンダナオ島に台風が上陸するのは極めて稀と報道されていました。