「水銀条約」に水俣の教訓を盛り込むよう求める声明が政府に提出されました

このブログおよびJeconetで「水銀条約」に水俣の教訓を盛り込むよう求める声明への賛同をお願いしたところ、読者の方々から多くの賛同をお申し出いただいたとうかがいました。心よりお礼申し上げます。
おかげさまで1月23日に国内賛同者・賛同団体146筆、海外賛同者・賛同団体340筆をもって政府(玄葉外務大臣、枝野経産大臣、細野環境大臣)あて、声明が提出されました。
声明の内容と賛同者・団体は下記にあります。
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/mercury/Minamata_LL_master.html
また声明の背景を説明したピコ通信記事を下記でご覧になれます。
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/mercury/mercury_master.html
その中から一部を抜粋します。福島原発事故問題では、事故発生時の議事録が残されていない違法行為など、水俣で起こったことが繰り返されています。この教訓はまさに、私たちの命と暮らしを守るためのものです。
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水俣の教訓」は、水俣の50年以上の歴史の中で、下記に示すような企業、行政、学者の社会的に許すことのできない行為によって引き起こされ、水俣の被害者を50年以上も苦しめ続けている様々な「水俣の悲劇」から得られた重要な教訓です。

チッソの非道徳的及び不法な行為
・行政の不作為と欺瞞と違法的行為(例えば食品衛生法の違反)
・御用学者による科学の歪曲と欺瞞
産学官の癒着などによりもたらされた社会的不正義
・人権無視、健康・環境・安全の無視

もし、「水俣の教訓」が水銀条約に含まれなければ、水俣のような水銀汚染被害が世界のどこかで生じても、その汚染サイトの修復、被害者の補償、徹底的な調査、情報開示を水銀条約の下に求めることはできません。汚染サイトの環境的に適切な修復と全ての被害者に対する適切な補償には、莫大な金がかかるので、どこの国も汚染者も、それを回避したいのです。しかし、大きな人災を引き起こしておきながら、金がかかるから修復しない/補償しないということは許されません。