水資源環境技術研究センター

3月1日付記事で紹介したように、アサザ基金のような欺瞞団体に多くの人が騙され、義務教育の副読本にでたらめな記載が掲載されるまでになっています。
アサザ基金国土交通省に、十分なアセスメントもしないで霞ヶ浦に消波堤を造らせた2001年からずっと、この問題をどうすればよいか考え続けてきました。そして2004年には水に関する総合研究所が必要だと考えるようになりました。
それからも構想を練り続け、今は「水資源環境技術研究センター」という形で下図の内容を考えています。基礎研究と技術開発と教育を一括して行い、行政や自治体とも連携し、社会人教育も担当します。新領域から助成金を頂き、2010年度には構想に関する報告書を提出しました。
海の研究は研究船を必要とすることから、大気海洋研究所のように総合的な研究所が早くからできていました。しかし淡水は個々の研究室や研究所に分断された状態にあります。
水に関する疑問や相談は水資源環境技術研究センターが対応できるとなれば、国民が扇動団体や怪しい機能水などに惑わされる被害が減ると思います。昨日ご紹介した放射線に関する研究の現状なども、一般市民にはどこでどのような研究をしているかがわかりにくいのですが、センターで省庁にまたがるデータを統合しておけば、国民の皆様のお問い合わせにもスムーズに回答できます。
実現に向けて、ご支援よろしくお願い申し上げます。