今年度の陣容

おかげさまで今年度も、進行中の以下の研究を展開するに十分な予算を獲得することができました。
(進行中の研究)
宍道湖シジミが激減した原因、アサザの遺伝的多様性、ヨシ植栽が湖岸環境に与える悪影響、海草のストレス、難分解性COD手賀沼沈水植物復活、ハスが他の水草等に与える影響

技術スタッフも、お願いしてできなかったことが未だかつて無いスーパー秘書Hさんに加え、分析機器指導を期待している技術補助職員H君、宍道湖硫化水素分析を中心に研究を展開してもらう特任研究員のSさんと充実。まだ結果がでていない申請がもし通っていたら、もう一人ポスドクを雇用して、メガシティ研究を任せる予定。また外国人特別研究員も申請準備中で、採択されたら10月から某大学の准教授の方が2年来られます。

ホッとするのも束の間、半年後には来年度用の予算申請が本格化するので、それまでに新たな研究の構想を立てておく必要があります。ど〜しても行ってこの目で見たいのが、干上がりつつあるアラル海。除草剤が沈水植物繁茂を阻害していることを実験で示す研究もしたい。環境病についてもとっかかりになるような研究をしたいところですが、来年度はまだ時期尚早かな。バイカル湖の研究も、機は熟してないけど根回しは始めなくては。南極湖沼の調査は、しばらくは無理そうです(サバティカル制度があるそうだけど、本当に取れるのやら)。産総研のマスはいつ壊れてもおかしくない状況で、宝くじ的予算が当たってくれと、今年度もひたすら神頼みです。

予算申請とは別に、昨年度は立ち上がる寸前で待ったがかかってしまった水資源環境技術研究所構想。今年度は待ったがかからない方向を探りたいと思います。