福島県の放射線、文科省のモニタリングポストの数値は実際の約半分?

化学物質問題市民研究会」のニュースレターの最新号に、「文科省のモニタリングポストの数値は、実際の約半分と非常に低く表示されている」との記事が掲載されました。
記事によると「市民と科学者の内部被曝問題研究会」が、10 月5 日に福島県における放射能モニタリングポストの実態調査結果を発表しました(全文はhttp://acsir.org/info.php?24でご覧になれます)。その内容を要約すると、モニタリングポストでは徹底的な除線が行われているので、実際に住民が浴びる量のモニタリングとは言い難いこと、加えて、計器そのものが検証に用いた装置の9割程度の値を示す系統的な偏りが見られた、というものです。
事実とすれば大変な問題ですが、真偽は測定すれば分かることだと思います。手持ちの装置の絶対値はともかく、モニタリングポストとその周辺で値がどう違うかのデータを較べればよいからです。その上で、住民の大部分が「これはおかしい、モニタリングポストの方が常に○割低い」との結果を示すことになれば、当局も改善せざるを得ないのではないでしょうか。